若い時は少々無理をしても疲れることが少なく、また免疫力も高いので病気とは無縁の健康体でした。しかし40代を過ぎた頃から五反田のラジオ波に通い始め、世間一般に言う「年を感じる症状」が出てきて、いよいよ私も健康に気遣う必要がある年代に突入したことを実感しました。そして50代に入ってからは、足腰の動きの悪さが気になり始めました。また昔から血行がよくない傾向があり、長時間座って仕事をしていると、足がかなりむくみます。ふきらはぎは「第二の心臓」という言葉を聞いたことがありますが、心臓に血液を戻す働きをしてくれているのでしょう。血行が悪いと、万病のもとになっていきます。そのため、とにかく座っている際も脚をバタバタさせたり、上にあげてみたりしてむくまないように気遣っています。さらに私が考えた調理時に実践しているオリジナルな健康法は、その場で膝を曲げる運動を何度も行うことです。
高齢の方は足腰が弱りがちです。それを防ぐためには立った状態で手を頭の後ろで組み、膝の屈伸を10~20回程度行う運動を1日3回ぐらい行い続けることで、足腰が強くなるそうです。座った仕事が多いため、足がむくみがちですし、時には足の動きの悪さも実感しています。そのため、この運動を調理時の立ち仕事の際に取り入れることを思いつきました。調理の1時間ほどは立ちっぱなしで、意外にこれが足の疲れの原因になっていることに気が付き始め、丈夫な足腰のために、また足の血行をよくして全身の流れを良くするために思いついた健康法です。野菜を切っている時は危ないのでできませんが、コンロで焼いている時や、手が空いている時を見計らって膝の曲げ伸ばしを10回ほど行っています。1回の調理中に2~3回は行う癖がついてきましたが、以前のように後片付け後に足が突っ張る様な症状はなくなり、血行がよくなっていることを感じています。調理時の立った姿勢以外でも、座ったままの姿勢など、長時間同じ体制が続くと血行が悪くなるので、適度に動かすことを意識するオリジナルな健康法を実践しています。